ノッキンオン・ロックドア【通称ノキドア】を1巻だけ購入したので、熱量がある初読のうちに自分用記録として綴ります。
軽く物語の内容にふれています。
一切ドラマまでネタバレされたくない方は、まわれ右をお願いします~。
“今回は、歴史をたどる考古学者にならぬよう、珍しく事前準備したオタク”
その日は、5月某日の晴れた日のことでございました。
わたくしめは、いつものように朝から仕事行きたくない病と戦っておりました。
もはや年中5月病なわたくしです。
今日も元気に行ってきます!なんて、そんな爽やかさ朝もう何年迎えてないのでしょうか。できるなら一生ゴロゴロ好きなことだけして生きていたい。
なんともまぁ、本能に忠実なオタクでありましょうか。
その日も、いつものようにお布団でゴロゴロしておりました。
某SNSでとある内容を見かけるまでは。
――オシドラサタデー枠で、北斗くんと西畑くんのW主演!
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— 【オシドラ公式】「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」&「ノッキンオン・ロックドドア」 (@oshidoraEX) 2023年5月9日
⁰ #ノッキンオン・ロックドドア
最強ダブル探偵が誕生🚪
◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢#松村北斗× #西畑大吾 W主演!
⚠️不可能(HOW)専門探偵
⚠️不可解(WHY)専門探偵
この夏、 #堤幸彦 監督と初タッグを組み
《本格ミステリー》の扉を叩く―#テレビ朝日… pic.twitter.com/DmnF1bs5A6
刹那、目がガッと開きました。
眠気など、いつの間にかとうに消えておりました。
朝でも衝撃があると、人間眠気が一気に消えるものですね。
北斗くんのドラマ…!恋マジ以来の連ドラ…!!
うれしいー!たのしみまちどおしー!
目に飛び込んだ画面を勢いのままに、スマホを下スクロール。
そして見かけたミステリーの文字。
それもバディものでございます…。✨
A・I・BOー!!
大・好・き!
見かけた瞬間、わたくしの中で歴代のハマったミステリードラマの数々がよぎりました。
金田一、相棒、サイコメトラーエイジ、三毛猫ホームズ、古畑任三郎…
結構な数見ております。
(なんだかんだで日本のミステリードラマ、ぼちぼちありますよね)
私、ドラマで一番好きなジャンルはミステリーなのです!長時間語れるほど好きです。
恋愛ドラマより俄然、ミステリー派なのです!
(コナン好きなので、名探偵コンプしようと一時期はよく図書館通ってました)
ドラマを見て、作品に度々沼ってしまう私。
そしてーーーー、忘れもしません。
みんなのブームが去った後におきた自分の流行遅れのドラマブームの悲劇を―――。
わたくし、全然自慢にならないのですが、だいぶ流行に疎い人間なのです。
みんなが冷めきった頃に、何故か周回遅れでブームが到来して一人、謎の熱量を発揮するタイプのオタクでして。
悲しいかな私がハマる頃には、他のみんなは別ジャンルまた新しい流行に移っておるのです。
どれくらいの遅さかというと、まぁ、大体皆様の流行の2~3年位の遅れでしょうか。
週刊誌だったら、漫画連載終わってるレベルであります。いわゆる夢の跡地です。
マンガだったらまだ、熱量のある方がいらっしゃるのですが、ドラマは提供がなくなり数年たつとかなり熱量がある方が少なくなります。
ひとりブームが去った作品の二次創作小説とイラスト、考察サイト、ドラマ感想垢をひたすら渡り歩く。
もう動くことのない歴史(作品)を読みふける…もはや気分は考古学者です。
例えば考察サイトで新しい発見をしたり、
たとえば俳優さんの演技がよくて語ったり
たとえば、ファンの方が描かれたドラマのイラストが凄く可愛くて、応援メッセージを送ったところで、そこに(サイトに)もう人はいないのです…。
残された文明(作品)が、当時のファンだった人の熱量を知る…。
そんなことを、かれこれ何年もそんなことを繰り返してきたので、わたくし学習しました。
ブームはアニメ・ドラマ放送中が一番盛り上がる…って。
特にドラマは、原作が続いていないと放送半年でクリエイターの熱量が下がってしまうって。人の流行・飽きは、ほんと早いんだぞって。
そんなわけで今回は、歴史をたどる考古学者にならぬよう、ドラマまでの間に熱量が高まるように原作を入手しました。
のらなくちゃ、このビックウェーブに!
ミステリー好きだから、絶対予習しても大丈夫。
はまるから!っと自分に言い聞かせ・・・
購入しましたー!
Amazonポイントが溜まっていたので当初は、Amazonで買うつもりだったのですが在庫切れ。楽天でも在庫切れでした。
在庫切れの文字に、当初は本の帯が北斗くんと西畑くんに変わるまで待とうかなと思っていたのですが、本感想のつぶやきを見ていたら誘惑に負けて買ってしまいました。
理性がない本能のままにいきるオタクの代表例みたいな感じですね。
いわゆる、これがマーケティング心理学でいうところの、バンドワゴン効果とソーシャルプルーフであります。
(バンドワゴン効果は、世間の流行りや周りの評判を判断材料にしてしまう心理”のこと。
ソーシャプルーフは自分よりも社会的証明があるものがいいと認識すること。
為になるマーケティング心理学はこちら→
マーケティング心理学とは?11のテクニックと活用方法を紹介 | WEB集客ラボ byGMO(GMO TECH)
)
原作を読んだら、イメージができあがってしまいドラマを観てもこんなんじゃない!イメージ違って、もやもやするかも…と、一抹の不安もありましたが、読んだ感じ私は大丈夫でした。(今のところ)
なんせ、主役二人のビジュアルがだいぶ原作に近い。凄い…いい。しゅき…。
以下公式サイトより引用。
片無 氷雨(かたなし・ひさめ)
探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の【不可解】専門探偵。ダイイングメッセージや現場の遺留品などから、事件の動機や理由=【WHY】を読み解くことを得意とする。相棒の御殿場倒理とは対照的に、至って常識的な性格。スーツ姿に眼鏡という無個性な外見も相まって、よく助手に間違われる。通称「地味眼鏡」。倒理とは大学時代、同じゼミに所属していた。
――
(ここだけの話、読解力のないオタクなので氷雨くんのキャラの“不可解”を解くのが得意というキャラクター性を理解するのに、2日かかりました。
だって、ミステリー小説の犯罪の動機なんて、S・kのイニシャル皆殺し(金田一)とか、ハンガーをぶつけられた(コナン)とか富士山の景色を台無しにされた(コナン)とか不可解すぎて解けないものが多くて…。)
1巻を読んだ感じ、氷雨くんは地味、普通、常識人。真面目だけど、少し抜けてる。
どこか裏があるような、何かを抱えている。闇がある印象を受けまして。
主役の片無氷雨くんは、西畑くんイメージとドンピシャすぎて、私との価値観の一致を感じてしまい、キャスティングした方のオタク度合いを勘ぐってしまうほど。←失礼
実写化は、見た目が違ってイメージ壊れるって叩かれる傾向がありますが、今回はそこまでじゃないでしょうか。
氷雨くんに限っては、他に俳優さん誰ができるんだろうと考えた時に、西畑くん以外にすぐに出てこなかったので…あの絶妙な身長もいい。
(私の中で西畑くんはキラキラアイドルなのに、どこか陰キャ感を感じるので…。真顔になったところとか…)
私が西畑くんのファンだったら1度は見たかっただろう役柄でもあるので、どう演じられるのか非常に楽しみであります。
(西畑くん、ちょっとだけ昔髙地くんと似たような雰囲気のときがあって、好き。)
御殿場 倒理(ごてんば・とうり)
探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の【不可能】専門探偵。密室犯罪や衆人環視の毒殺などのトリック=【HOW】の解明を得意とする。悪魔のような巻き毛と、なぜか季節を問わず着用している黒のタートルネックが特徴。複雑怪奇な事件を好み、遺族や依頼人の前でも悪びれず嬉々とするなど、人の気持ちなどお構いなし。何かにつけて突飛かつ傍若無人な言動を繰り出す変人。
――――
北斗くんのキャラは、悪魔みたいな笑顔の巻き毛な変人キャラですね。
いや、これは人気出るだろうな…って予感がするキャラです。
変人って普通より愛される傾向があるミステリーの世界。(ミステリー小説集めたら、変人が5割くらいいそう)
私が学生だったら、倒理くんともう1人作中に出てくる美影くんとで人気二分化論争を友だちと起こしていたと想像が容易いレベルのいいキャラです。
奇想天外でわが道を行くキャラって、学生時代私の周りは妙にはまっていた子が多かったです。
原作、たまにライトノベル感があり倒理くんの台詞、癖弱めになってない?語り部分ちょっと変人スパイス足りてなくない?って少しだけ気になりますが、文章はサクサクしていて読みやすかったです。
短編集だから、1冊に沢山お話が入っていて、つい読みふけっちゃう。
(他ミステリーと比べて、余計な感情描写で風景描写が、短編だからやや少なめな気がしました。読みやすい分、活字オタクは欲求不満になりそうな)
脳内で台詞が北斗くんボイスで蘇るし、ドラマでどう演じるんだろう…って妄想が広がるので先行で見ていても充分ドラマまでのドキドキは味わえます!!
(なかなかにインパクトのある台詞を言っているシーンもあるので)
(漫画原作は、巻数出て揃えるの大変だったりするけど、小説は話数もあるしイメージも漫画ほどつきづらいのでオススメ~)
私の中のバディものあるあるで、こういう性格正反対キャラってのは最初は犬猿の仲で事件を解くにつれてどんどん仲良くなるってのがセオリーだと思うのですが
ノキドアは、そんな感じでもなかったんです。
1巻読む限りでは、「複雑な感情・関係性」だな、と。
推理の得意分野が違うので、お互いに助け合って謎を解くというのが基本になってます。
(ここだけの話、読解力のないオタクなので氷雨くんのキャラの不可解を解くのが得意というキャラクター性を理解するのに、2日かかりました。
だって、ミステリー小説の犯罪の動機なんて、S・kイニシャル皆殺し(金田一)とか、ハンガーをぶつけられた(コナン)とか富士山の景色を台無しにされた(コナン)とか不可解すぎて解けないものが多くて…。)
お互いに「相棒」と呼び合っているところや軽快な掛け合いは、読んでいて楽しい&可愛いえもい尊い。
多分、関係性を深く考えたいオタクには、刺さる作品だと思ってます。
(二次創作は増えそう!)
ドラマ内容は、またドラマが始まったら重すぎる感想を綴ろうと思っているので、とりあえず先に小説買おうか迷っている方に向けて…一言!!!
本作のトリックは、これありなんかな?いけるか?って思う部分もないこともないですが、とりあえず私は非常に楽しめましたし、ドラマ楽しみになりましたー!
(キャラがなかなか特徴的なので、逆転裁判と金田一が好きな人なら好きな気がします。まだ解禁されてないドラマキャストさんも非常に楽しみ。味があるキャラクターが多いです。)
ミステリー小説の楽しさって、作者と読者の謎のときあい、化かし合いみたいなものがありまして、アニメや実写とはまた違った楽しみ方があると思うんです。
視覚的にヒントが与えられない分、言葉・キーワードを拾って組み立てて、謎をとく快感。
その快感は、初見でしか味わえないものなので、活字が苦手~って方も一度試してみるのもいいかもしれません!
(作風が新しい方で、ライトノベルっぽい感じなので普段活字なれしてない人も、ゲームノベル感覚で読めるかも)
探偵同士が助け合って、どう謎を解決していくか。こうご期待。
とりあえず、ネタバレしない感想はここまで!
ドラマ待ち遠しいですね!!